一人整体院なら確定申告は自分でやろう

2023/03/27

09 開業してから 編

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整体院や治療院を営む独立開業者の方々にとって、確定申告は年に一度の大事な業務のひとつです。

しかし、税理士に依頼すると高額な費用がかかってしまうため、一人整体院・一人治療院の場合は自分で確定申告を行うことが望ましいでしょう。

本記事では、一人整体院・一人治療院が自分で確定申告を行うメリットやポイントについて紹介します。

税理士に確定申告を依頼すると費用が高額

一人整体院であっても、税理士に確定申告を依頼する場合は費用が高額になることが多いです。特に記帳代行なども依頼する場合、下手をすると数十万円の請求となることもあります。


年商一千万円未満が多いと思われる一人整体院で確定申告にそれだけの費用を使うというのは、愚かと言われてもおかしくありません。

整体院は会計が複雑ではないため、確定申告は慣れればすぐに終わる

手技療法の業態ですと基本的に仕入がありませんし、会計も単純になりやすいですので、経理業務は難易度的にまったく難しくありません。

言い方はよくないかもしれませんが、人並みの頭があれば誰でもできます。


確定申告の作業量も、一人での経営の場合はたかが知れています。領収書の量などにもよりますが、たいていは経理業務をため込んでいた場合でも数日、こまめに仕訳帳を作成していた場合は一日で書類作成から税務署への書類送付まで終わってしまいます。

これを外部に委託して高額なお金を支払うのは非常にもったいないです。

会計ソフトを使えば経理知識ゼロでも確定申告の書類が作成可能

「でもそれって経理知識がある場合の話ですよね?」

「知識ゼロなので仕訳すらできませんが? それでも大丈夫なの?」

という声も聞こえてきそうですが、会計ソフトを使えば、経理の知識がなくても簡単に確定申告の書類を作成することができます。


現在は無料で使える会計ソフトもあります。知識ゼロというようなかたは、ソフトを使って確定申告の書類を作成することをおすすめします。

とはいえ、簿記3級程度の経理知識は持っているほうがよい

とはいえ、個人事業とはいっても経営者には変わりありませんから、経理知識ゼロは自慢できることではありません。

知識ゼロでは自分の店の経営状況を正確に把握することもできないでしょうから、確定申告云々の話は抜きにしても、やはり簿記3級程度の経理知識はあったほうがよいと思います。


簿記3級程度の知識を身に着けることは、これまた言い方は悪いですが、普通の人であれば勉強すれば誰でも可能です。

空き時間を使って勉強し、受験して資格を取ってみるというのも悪くないのかもしれませんね。

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