今回は、リラクゼーション店に存在すると噂されている、施術用タオルの使い回しについての話です。
少なくともコロナ禍以前には存在した『タオルの使い回し』
「マッサージ店って、客一人ごとにきちんとタオルを全部取り換えてくれてるの?」
と疑問に思ったことがあるかたは、少なからずいらっしゃると思います。
以前、まことしやかにささやかれていたのが、
「タオルを使い回ししているリラクゼーション店がある」
という噂です。
それについて知るところを述べていきたいと思います。
いろいろなところに使われるタオル
まずタオルがどこに使われているのか? です。
たいていのリラクゼーション店では以下のようなところで使っていると思います。
- 施術用ベッドのシーツ代わりに敷くバスタオル
- 施術時にお客さんに当てる当て布としてのタオル
- 仰向けの施術を行う際にお客さんの目を覆うタオル
かなり枚数が必要ということになりますね。
毎回の取り換えを実施していないリラク店が少なからずあった可能性が高い
それらのタオルですが、
「え? 当然一人の施術が終わったらぜんぶ撤去して、洗ったばかりのタオルに取り換えているんですよね?」
と思っていらっしゃるかたが圧倒的に多いと思います。
しかし、実際はタオルの使い回しは多く存在した可能性が高いと考えられます。
これはわたくしの経験がそのまま証拠になると思います。
わたくしは某リラクゼーション店でスタッフとして勤務していたことがあるのですが、そこでは当たり前のようにタオルの使い回しがありました。
勤務していたリラクゼーション店は大手と言ってよいところです。
その会社だけがたまたまタオルの使い回しをおこなっていたとは考えにくいです。やっていたところは多かったのだろうと考えるほうが自然だと思います。
具体的には、以下のようなオペレーションになっていました。
①施術が終わると使用済みタオルはいったん全部引き上げ、一次置き場のようなカゴ(お客さんに見えないところに設置されている)に入れる。
②空いているスタッフが臭いやシワなどを確認。使い回し可能と判断すると、きれいに畳みなおして棚に戻す。
恐ろしい話かもしれませんが、これは事実でした。
それどころか、スタッフが一回一回全部タオルを新しくしようとすると、マネージャーや他のスタッフから注意が入るようになっていました。
そのリラクゼーションチェーンでは、汚れたタオルをクリーニング業者に渡して洗濯してもらっていましたので、できるだけコストを下げようとして(=発注数を減らして)、そのような運用をしていたものと思われます。
さすがにコロナ禍以降は使い回しはしていないはず
こういう話をいたしますと、
「今はどうなのか?」
と心配されるかたが多いと思います。
私はもうリラクゼーション店の現場は知りませんが、
さすがにコロナ禍以降もタオルの使い回しをしているリラクゼーション店は無いと思います。(そう信じたいです)
そんなことをしていたら、何のために消毒や換気などのコロナ対策をしているのかわかりませんからね。
万一そんな店があったら大問題ですので、スタッフさんは公益のために内部告発をしたほうが良いと思います。
利用される方々は安心していただいて結構かと思います。