“お客さん・患者さんに迷惑をかけない部分”でコストを抑える
物件が決まり、だいたいどんな治療院・整体院にするのかイメージができたら、必要なものを揃えていきます。本ブログでは開業費を50万円程度に抑え無借金経営をすることが趣旨ですので、ここは非常に大切なところです。
今回の記事では、まずどんなものが必要かをおさらいし、どこでケチってどこでケチるべきでないかをはっきりさせていこうかと思います。
治療院・整体院で最低限必要なもの(おおまかに)
ざっと挙げるとこんな感じであると思います。細かい消耗品などは省略しています。
◎施術者用のユニフォーム
施術着(ケーシー白衣、スクラブなど)
◎施術室の備品
施術用ベッド
胸当て
マクラ
ハンガーかけ
ワゴン
脱衣カゴ
スピーカー
◎施術用の消耗品
ベッドカバー
タオル
フェイスペーパー
消毒用エタノール
ハンガー
着替え上下
◎受付・待合室・事務室等の備品
受付用カウンター
ソファー
本棚
パーテーションなど(着替えコーナーを作る場合や、キッチンが見える物件で隠す必要がある場合に必要です)
冷蔵庫
ポット
電話機
パソコン
プリンタ
カーテン
カレンダー
金庫
◎院外に設置するもの
看板
開店時に配るチラシ及びチラシホルダー
安さを求めないのは赤文字のものだけ
上に挙げたものの中で、赤文字だけがコストダウンを最優先にしないものとなります。逆に言いますと、赤文字以外はとことん安く抑えましょう。
それが開業費50万円を実現するための大きなポイントとなります。
備品を安く揃えるための秘訣
赤文字以外のものをどうやって安く抑えるのかといいますと、以下のような手段があります。- 私物を活用する
- ネットで購入
- 不用品を譲ってもらう
2のネットで購入というのは、通販サイトやオークションサイトを利用するということです。店頭販売に比べてやはりトラブルは多いので、不良品が届いたらしっかりと対応してもらいましょう。
私もほとんどの備品をネットで購入しましたが、専門店やホームセンターなどで買うよりも相当安く済んでいます。開業準備中は忙しいので、物件まで届けてくれるという点でも非常に助かりました。
不良品トラブルもいくつかありましたが、お願いしたところはどこも真摯に返品交換に応じて下さり、不満が残る取引はありませんでした。
3は、もしも学校の同期や先輩などツテがありましたら、譲ってもらえればタダで済みます。ただしこちらも、劣化の度合いなどは厳しく評価するようにしてください。
次回は、安さを求めてはいけないものを一つずつ、詳しく説明していきます。