国家試験に通らなければただの人
他の記事でも申し上げておりますが、普通にやっていれば国家試験は落ちません。
難しくはないからです。
ですが、それでも毎年落ちるかたはいます。
- 久しぶりの学生生活で、勉強の仕方を忘れた。
- もともと勉強が大の苦手。覚えられない。
- 単純にやる気がない。学校もサボりがち。勉強もしていない。
3つ目はいかがなものかと思いますが、残念ながらどの学校でもいらっしゃるとのことです……。
せっかく国家資格が取れる学校に通っても、国家試験に合格(150点満点中90点以上)できなければ意味がありません。
資格がなければただの人であり、三年の時間と多額の学費が無駄になります。
それだけは避けなければなりませんので、この記事ではそのための最短の策をご紹介させていただこうかと思います。
テストで点数が取れるようになる方法
点数が取れるようになるためには勉強が必要です(当然ですが……)。逆に言いますと、勉強すれば点が取れるということになります。(これも当然ですが……)。
ですが、勉強が生まれつき好きであるという人はほとんどいません。
そこに難しさがあります。
マッサージが大好きで施術に対してはモチベーションが高くても、座学に対して同じだけのモチベーションを保つのはなかなか難しいようです。
しかしながら、そんな中、
高いモチベーションで勉強できる人がよい点を取れることになるわけです。
大事なのはモチベーション。どの世界でも一緒ということですね。
では、勉強に対し、高いモチベーションを保つにはどうすればよいか。
それは、テストで高い点を取ることです。
テストで高い点を取り、勉強の成果がダイレクトに数値に現れれば、勉強を継続するための大きなモチベーションとなるのです。
一度軌道に乗れば、雪だるま式に点数が取れる体質になっていきます。
つまり、
テストで高い点を取れる学生になるには、テストで高い点を取ることが最も近道
なのです。
最も効率のよい勉強方法
これで話を終わらせますと「ふざけるな」と言われそうですので、「とりあえずモチベーションが刺激されるくらいのよい点を取る方法」を紹介します。結論から申しますと、過去問のみを使って勉強する、ということになります。
市販の問題集や参考書などは一切使いません。
「定期テストの過去問と国家試験の過去問を使って勉強する」方法です。
具体的にはこうです。
定期テストや国家試験の過去問はすべてマーク式ですが、以下のようにやっていきます。
- まずは普通に解く(頭の中の知識をフル稼働して真剣に解くこと)
↓
- 答え合わせの際、「正しいものを選びなさい」という問題であれば、ほかの3つの選択肢は間違っているわけなので、どこが間違っているのかを教科書で調べ、記入。
- 「間違っているものを選びなさい」という問題で、仮に正解していても、正解選択肢で知らないワードやうろ覚えのワードが出てきたら、教科書で調べて記入。
↓
- 自分専用の参考書の出来上がり!(これを何度でも見直していく)
大学入試などは、このやり方では通用しないかもしれません。
が、あん摩マッサージ指圧や鍼灸の国家試験は、さほど問題のバリエーションがあるわけではありません。どうしても同じような問題が多くなります。
なので、このやり方が非常に有効なのです。
実はこのやり方だけでも、あん摩マッサージ指圧の国家試験では130点以上取ることが可能です。
学校の定期試験や卒業試験も、国家試験をマネて作られていることが普通です。
先輩たちから譲り受けた過去問(どの学校でも毎年出回っているはずです)を使い、このやり方で勉強していきましょう。
すぐに点数が上がるようになります。
そして新たに受けた定期試験も、受けた翌日には過去問に変身します。
同じように復習し、ストックの一つにしていきます。
それを繰り返していくと、国家試験を受けるころには、「この問題、前に見たな」と思う問題にしか遭遇しなくなると思います。
「試験のための勉強に意味はない」という声は無視でいい
こういう勉強方法を紹介しますと、「そういうテストだけに照準を合わせた勉強って意味あるの?」
という声が必ず上がります。
が、それは無視でよいと思います。
テストでよい点が取れるようになると、勉強が楽しくなり、学ぶことのモチベーションが飛躍的に向上します。
そこに大きな意味があるのです。
一度モチベーションが高くなれば吸収がよくなりますので、新しい知識を呼び込みやすくなります。
そうなるとさらに点数が取れていきますので、非常に好循環です。
それこそ雪だるま式に知識が増えていきます。
どのみち一生勉強し続けることになる
手技療法の世界ですと、勉強は一生続けることになると思います。一生続けなければならない勉強。できるだけ早めにテストでよい点数を取って、軌道に乗せるようにしましょう。
お読みいただきありがとうございました。