「カイロプラクター」になるための学校選び

2019/03/27

02 学校を選ぼう~学校生活 編

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カイロプラクターを目指すなら「WHO基準」の学校に行くことが理想

今回はカイロプラクターを目指す場合の学校選びについてです。

実はWHO(世界保健機関)で世界基準が示されている

あまり知られていませんが、実はWHOに「カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するガイドライン」というものが存在します。

カイロプラクティックは骨を標的にする施術ですので、かなり危険なものです。
しかし日本をはじめ、法整備がなされておらず規制がない(誰でもカイロプラクターを名乗れてしまう)国は多く、そのままではカイロという名のもとでの施術事故続出が懸念されたため、このようなガイドラインが示されたものです。

法整備されている約40か国では、専門の教育機関に通い、この基準を満たした施術者が、ドクター・オブ・カイロプラクティック(Doctor of Chiropractic・『D.C.』と略します)などとして正規のカイロプラクターとなることができます。

WHO基準を満たすカイロの学校は日本に1校しかない!

びっくりされるかもしれませんが、実は、
WHO基準を満たしているカイロの学校は、日本に1校しかありません。

『東京カレッジオブカイロプラクティック』という学校です。

「え? カイロの学校、日本にいっぱいあるけど?」と思われるかもしれませんが、それらはほぼ全てが基準を満たしていないため、D.C.等は取得できません。

これはかなり注意が必要です。

もちろん法整備がされていないわけですから、「他の学校はおかしい!」というわけではありませんし、D.C.等を取得せずに開業しても違法なわけではありません。
しかしその場合、いずれ何らかの法整備がなされたときのリスクは覚悟しておく必要があります。
当然、法整備をするならWHO基準に寄せることになるでしょうから。

学費が……

その唯一の国際認証校である「東京カレッジオブカイロプラクティック」。
4年間通うことになりますし、学費は高額(HPには約645万円との記載があります)です。文科省認可校ではないので、あん摩マッサージ指圧師の養成学校に行くときのように金策が容易でない可能性もあります。なかなか厳しいですね。

ですが、将来のことも考えますと、私個人としましてはこの学校に入学することが最有力であるような気がします。
(きちんと法整備されている国の学校でD.C.を取得するという手もありますが、旅費や言葉の問題がありそうですので……)

今のネット社会をなめるべからず

カイロプラクティックについては、非常に専門性が高そうなイメージがあるため、患者側も「ここなら治してくれそう」と高い期待値で来院します。
よって、カイロプラクターを目指す側も、それに応えられる教育を受けることが、成功への近道なのかもしれません。

今はネット社会のため、「カイロに国際基準が存在する」という情報が徐々に浸透していくものと考えられます。
「あなた、ちゃんとしたカイロプラクターなの?」と聞かれる時代がやってくる可能性は、けっして低くはないように思いますよ。



お読みいただきありがとうございました。

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